会場:シャンゼリゼ通り コンコルド〜プティパレ
主催:サロン・ドトーヌ協会
会期:2018年10月25日〜28日
シャンゼリゼ通りの特設パピリオン会場
秋深い10月後半、パリ・シャンゼリゼ通りに、本年も大規模な純白のパピリオンが
設営され、110年の歴史を誇る現代アート祭典の開催を告げていた。
10月24日、サロン・ドトーヌ協会の招待客20カ国以上の各国大使が次々と来場。
出迎えたシルヴィ・ケクラン会長とともに世界中から集結した気鋭の現代作家の
最新作を堪能した。
高水準な審査を通過した日本からの作品は、同じくドトーヌ作家、各国の現代アートシーンを
牽引する気鋭の作家作品と並んで展示。東洋の感性に深く根ざした創作は会場内でひときわ
輝きを放った。絵画部門プレジデントのロベール・モレル氏からは「本年の日本作品は
いずれのテクニックでも非常に質が高く、今回の選考は良い意味でとても難しかった」と
コメントをいただいた。
会場風景
ケクラン会長に賜ったスピーチより要旨を下記の通り掲げる。
「日本との交流はドトーヌ発足以来100年以上続いております。アートを通した日本との
芸術交流、また優れた作品を世界に発信し続けることは、もはやサロン・ドトーヌの
ひとつの伝統となっております。皆様のおかげで今年もまたこの伝統を引き継ぐことが
出来、光栄に思います。創作は孤独ですが、サロン・ドトーヌはいつも作家が家族で
いられる”家”でありたい。”作家同士のコミュニティー”、この理念を世界に広めたい。
日本作家の皆さんとの交流が、我々ドトーヌにとって非常に重要な指針になっております。
ドトーヌは皆さんとこうして対話を続けられることを、大変名誉に思っております。」
(以上、欧州美術クラブの広報より抜粋)
スピーチをするシルヴィ・ケクラン会長
今回「サロン・ドトーヌ2018」には、「晩夏」を出品いたしました。